大愛のアガリクスは自社工場で栽培したもの。

日本におけるアガリクスの人工栽培は安心・安全の施設栽培

日本で確立されたアガリクスの人工栽培は中国をはじめとする海外にも伝えられ、現在では大量の乾燥アガリクスが輸入されるようになりました。しかしながら、海外での人工栽培と国内の人工栽培では、同じ人工栽培でも大きな違いがあります。海外では例えば私たちが野菜を育てるのと同様に、屋外の畑でアガリクスを栽培しています。いわゆる「露地栽培」です。施設費用や空調にかかる費用などがかからないので、安価に栽培することが可能ですが、大気汚染や土壌汚染の影響を直に受けてしまいます。

これに対し、日本の自然環境はアガリクスの生育条件を満たさないため、日本国内で露地栽培をすることは不可能です。したがって、国産アガリクスは空調を制御できる施設内で栽培されています。

大愛は愛媛県新居浜市にある本社工場内でクリーンな環境の下、アガリクスを栽培しています。

栽培工程

培地製造

培地原料は、わらなどの植物素材を自然発酵させたものを使用しています。後の培養に大きく影響を及ぼすため、本工程を管理することは非常に重要です。なお、牛糞や馬糞、鶏糞などは一切使用しておりません

自然発酵中の培地原料

 

 

菌床殺菌

堆肥を袋に充填し、高圧蒸気殺菌釜を用いて殺菌します。殺菌温度は120℃に達し、堆肥中の雑菌を完全殺菌します。

コンテナに入れて殺菌釜へ

 

 

植菌(培養開始)

殺菌が終わった後にアガリクスの種菌を植えます。カビなどの雑菌汚染を防ぐために、クリーンルーム内で行います。

クリーンルーム

※関係者以外、立ち入り禁止区域です

  

培養

年間を通じて一定温度に維持されたクリーンルームにて約2か月間、静置培養します。

クリーンルーム内の様子

※クリーンルーム内も関係者以外立ち入り禁止区域です

 

子実体誘導(培養開始より約60日後)

禁止が蔓延した堆肥に覆土処理を行い、子実体を誘導します。これより後は温度管理に加えて湿度90%以上に保つ管理が重要になってきます。(子実体とは、いわゆるきのこのことです)

菌糸の培養(培養開始より約70日後

覆土処理より約10日前後で、土の表面にまで菌糸が増殖してきます。

芽の形成(培養開始より約75日後)

覆土処理より2週間前後でアガリクスの芽が形成され始めます。

 

小さなアガリクスの芽が出始めました

 

子実体の形成(培養開始より約80日後)

覆土処理より20日以内にアガリクスの大発生が始まります。目の状態から子実体にいたるまでの期間は短く、約4~5日程度です。

立派なアガリクスです。

             

 

 

ポイント

●培地原料はキノコの品質を左右するため厳選したものを使用しています。

●アガリクスの種菌を植えてから収穫までに約80日かかります。

●菌床は120℃で高圧蒸気殺菌しています。

●植菌、培養はクリーンルームで行っています。

●温度、湿度を制御した施設内で栽培しています。

 大愛アガリクスについて

 

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